この外構計画のポイントは、「機能と癒し」「直線と柔らかさ」といった、対比を活かした空間設計にあります。

正面には、白を基調としたストーン調の門柱を設置。宅配ポストやインターホン、表札がビルドインされ、生活動線の中にすっきりと納まりました。足元にはナチュラルな植栽帯を設け、無機質になりがちなコンクリート空間にやさしさを添えています。

中庭部分には、芝生の目地貼りにより柔らかな印象を与え、縁側的なウッドデッキが暮らしの延長としての役割を果たします。植栽にはアオダモや下草類を選定し、季節の移ろいを室内からも感じられるよう設計。さらに水回りには、ステンレスの立水栓とパンチング加工のステンレスパンを組み合わせることで、外構全体の印象を引き締めるアクセントとしています。

子どもが安心して遊べる芝スペースと、家族が自然と集まるウッドデッキが、住まいの中に「日常のオアシス」を生み出しています。